読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

どこまでも歩けるはずなんだ

読書と仕事と妄想と。ゆるゆるやっていきたいです

森を抜けると公園がありました。

雑記

 私が3歳~8歳まで住んだシカゴは、「風の街」と称される、寒くてだだっ広い街でした。

 ダウンタウンは、大きなビルや近代建築が同居している大都会でしたが、高速道路を少し行くと、途端に田舎の景色になります。トウモロコシ畑や森が、道路脇にあるのです。一番近くのスーパーマーケットに行くのにも、車を30分ほど走らせなければなりませんでした。今考えてみると、なかなかに不便な生活なのですが、日本に引っ越してからよりも、ずっと幸せにしていたような気がします。

 

 天気の良い休日には、近所の自然公園に行くのが定番でした。車を止めると、傍には森がありました。快晴でも薄暗く、カラスの鳴き声が響きます。本当は少し怖かったけど、家族といっしょだから大丈夫。歩道はやや狭く、ふらふらすると、森の中に転落してしまうそうです。私は踊るのが大好きなのですが、ここでは控えなくてはなりません。

 

 森を抜けると公園がありました。公園には、たくさんの遊具やピクニックに使えるテーブルセット、美しい花があります。私は妹と追いかけっこやごっこ遊びをしました。両親は、木陰に座って休憩したり、私たちといっしょに遊んでくれたりしていました。筒のような滑り台を滑る時にドキドキしたこと、木にもたれて膝の上に本を開いていた母の姿など、断片的にまだ記憶が残っています。

―――――――――

今週のお題「一番古い記憶」