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親切よりもおざなりで-西原理恵子『生きる悪知恵 正しくないけど役立つ60のヒント』感想

 こんばんは。突然ですが、落ち込んでいる時は周囲にどう接してもらいたいですか? 私は「放っておかれたい」タイプです。

 基本的にネガティブ&コミュ障(自分で書いてて悲しくなってきた)なので、普段ですらしゃべるの苦手なのに、落ち込んでいる時なんて返事するのも面倒くさいし辛いんですよね。それに、鬱々としている状態が結構合っているようで、どん底まで心置きなくうじうじして、気が済んだら何だか爽やかな気分になれるんです。

 つまり、自己完結要素がすごく強いんですね。だから懇切丁寧な慰めがあまり好きではありません。私に構うくらいなら、自分の好きなことをしていて欲しい。その方が多分お互いに幸せです。

 

 さて、書店に行けば「癒し系」「サバサバ系」「哲学系」「長老系(年配の知識人による人生論的なやつ)」等々、本気で考えだしたら記事がいつまでも終わらないんじゃないかと思うほどの「人生アドバイス本」がありますね。

 私みたいな「自己完結うじうじ型」人間に向いているのは、「サバサバ系」が入っている人生アドバイス本でしょう。悩み相談の回答はおざなり、あるいはなげやり気味。むしろちょっと毒舌なくらいで、ブブッと笑えて気分の切り替えにもうってつけ。いいわ~、めっちゃ好みやわ~。こんな人いたら付き合いたいです。

 

 で、読んでみたのがこの本です。

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 何だか邪悪な表情のおかんがいますね。

 それはさておき。この本は「正しいだけでは生きていけないこともある」と、生真面目に悩んでいる人たちへとアドバイスする本です。「犯罪じゃなけりゃ、嘘吐いたって良いんだよ!」という姿勢(だと思われる)なので、回答はかなり過激(というか暴言に近い)なものもあります。だけど、何か西原理恵子さんの観察力や洞察力がにじみ出ていて納得してしまうんですよね。

 

 あと、こんなことを面白がってはいけないのかもしれませんが、お悩みそのものも結構面白かったです。例えば、「ある日突然カツラを被ってきた上司にどういう態度を取ればいいか」「息子の部屋からロリコンマンガが出てきた」「『いらんこと言い』な性格をどうにかしたい」等々。いや当人からしたらすごく切実なんだろうけど。

 ちなみに、「いらんこと言い」の回答は「大阪に引っ越せば問題なし」でした。す、素晴らしい。何て的確で効果的なお答えなんだ。たまに大阪に行く兵庫県民の私は敬服いたしました。