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どこまでも歩けるはずなんだ

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映画「黒崎くんの言いなり(略)」を観に行って、梶くんに恋して帰ってきた話

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映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」を観に行ってきた。
映画の予告で、春爛漫の中、ヒロインにいきなり「奴隷宣言」をぶちかます男子(黒崎くん)が気になりすぎて、

どんな人生送ったら、同級生を奴隷扱いする高校生になってしまうんだよ!! 
そして、なぜそんな奴に恋に落ちるんだヒロイン! 付き合う前からDVしてくるやつに!!

この疑問(という名の叫び)を解消するため、原作も読んでないのに観に行ったのである。



いやー、面白かった。ゲラゲラ笑ってしまいました。ドS俺様ムリだから、って避けなくてよかった! やっぱり何事も、実際に触れる前から勝手にやいやい言うのはよくないですね。

しかも、まさかの脇役・梶くんに恋に落ちるっていうね。
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彼は元いじめられっ子で、黒崎に助けられてからすっかり黒崎ファンになってしまった子。黒崎くんへの一途な想い(誤字ではない)に、周囲を笑わせるムードメーカーぶり、そしてヒロインを気遣うさりげない優しさ。たまらん。面白くて優しいとか最強すぎる。それに表情豊かですごく可愛い。
何で梶くんがヒーローじゃないの? 理不尽だよまったく。



さて、このままでは一万字くらい梶くんへの想いを書き綴ってしまいそうなので、私が感じた映画の魅力を三点語ろうと思う。ネタバレ要素あるので注意。

①黒崎くんの謎キャラっぷり
映画の予告から、てっきり黒崎くんは精神に異常をきたしてる系DV野郎なのかと思っていた(黒崎くんファンの皆さまごめんなさい)。

しかし、映画を観ているとどうやらそれだけのキャラではないらしいのだ。

いじめられていた梶くんを助けたり(そして惚れられる)、ヒロインの親友・芽衣子が溺れかけたときに助けたり(そして惚れられる)、彼は結構面倒見がいいというか、無愛想だが親切な一面も持ち合わせている。じゃあ何で奴隷宣言するのよ……。
また、彼が「言葉にできない思い」を持っている時は、寮のピアノでショパン(多分)を弾きだす。何だその習性。
なかなか訳の分からない設定の彼。この映画の一番の謎は、黒崎くんだ。

②友情と恋の葛藤
ヒロインは黒崎くんと、「白王子」こと白河くんから想いを寄せられる。白河は、初めは黒崎くんが執着しているという理由でヒロインに近づいたのだが、次第に本気になっていく。黒崎くんと白河くんは幼なじみで、白河くんは自分が好きな人はみんな黒崎くんを好きになること、そしてそれに気付いた黒崎くんは絶対に好きな人を自分に譲ることから、劣等感を抱いていた。黒崎くんはヒロインすらも白河くんに譲ろうとするが、それをきっかけにバトルが勃発する。

一方、ヒロインは芽衣子の黒崎くんへの想いを知りながら、翻弄されっぱなしなのに黒崎くんが好きになってしまい、罪悪感を抱く。親友を裏切ることも黒崎くんを諦めることもできないヒロインは、芽衣子に「黒崎くんが好きになってしまった」と告白する。それを聴いた芽衣子は……。

これらのエピソードを通して伝わるのは、基本的にキャラはみんな友だち思いでかっこいいということだ。結構感動しちゃった。

③梶くん。
……説明はもう不要ですね? 



ところで、この映画はコメディタッチで本当に面白くて笑ってしまったのだが、斜め前に座ってたJK4人は感動の涙を流していた。

えっ?! この映画泣くところあったっけ? もしかしてどっかで私の意識が飛んでた?

しかしそんな訳はなく、単に若い感性を私が失ってしまっただけなのだろう。これがジェネレーションギャップか。
汚れつちまつたかなしみに、だ。