どこまでも歩けるはずなんだ

読書と仕事と妄想と。ゆるゆるやっていきたいです

浅ましい瞬間

図書館のカウンターに立っていたとき、中年男性が駆け寄り私にこう言った。

「インターネット! インターネット! インターネット!」

…そんなに連呼しなくても分かる。
私は彼に所定の用紙を渡し、そのあとは本の貸出返却に追われていた。平日にしては忙しく、行列が出来ていたので少し焦っていた。それにも終わりが見えてきた頃、接客しているときにさっきの中年男性が横から「ん」と用紙を出してきた。チェックしろということらしい。

今本の貸出してるのにできるわけねぇだろ!!!

と叫びたいのを必死にこらえ、「すいませんが少々お待ちください」と言った。しかし彼は、隣のスタッフ(そちらも接客中)に紙を無理やり出していた。

客が途絶えてから、隣のスタッフと「あの人ヤバくない?」とこそこそ言い合った。


トイレに入って用を足していたとき、コンコンとノックする音が聞こえた。別に何十分もひとりで占領していたわけではないのに。
しかも私が入っている個室だけではなく、他の個室もノックしているらしい。

今にも漏れそうなほど切羽詰っているのかもしれないが、あなた以外の用を足している人への配慮はできないのか。

どんな顔をした奴がノックしたのだろうか、と確認したくなったが、辞めた。意地悪な気分になったのだ。私はわざとゆっくりした(マジで足がしんどくて座っていたかったのもあるけど)。


インターネットを使うときと、排泄欲を催したとき、人は浅ましくなるようである。