週末日記1 花火大会
2018.8.4(土)
みなとこうべ花火大会に行ってきました。
元々人混みは得意でないのだが、
友人が企画していた交流会で花火を最前列で見られるということ、
職業訓練に通い始めて、一応、平日はそこそこ長い時間外に出て、他人とコミュニケーションを取ったり勉強したりすることによって、メンタルの調子がかなりよくなったこともあり、
思い切って参加することにした。
もちろん、自己紹介代わりのタロットカードも持参した。
昼からスタンバイしていたのでとても暑かった。ペットボトル2本タブレット一袋を持ってきていたが、足りなくなり途中で飲み物をもう一本買った。
それでも日が暮れてくると、海からの風が涼しく感じられるようになった。最前列に座り風に吹かれていると、同じイベントの参加者が話しかけてくれた。近くではボードゲームが行われており、その場の勢いで参戦した。
花火大会が始まってからは、ひたすら花火を愛でていた。最初は綺麗な花火を撮りたくて、ひたすら連写をしていた。が、ふとスマホの画面から目を離すと、夜空で爆発する大輪の花がーーーそのとき脳内に稲妻が走った。「私、今、推しと花火デートしている!!!!!」
写真なぞ撮っている場合ではない。
その瞬間から、私は花火を撮るのをやめ、ひたすら夢妄想に勤しむことにした。あの日、確かに私は推しと海辺で花火を見ていた。色白の肌は昼間の太陽に焼かれ赤くなって、色素の薄い彼の美しい瞳に花火が映り込むのを確かに見た。
引きこもりが過ぎて、私はさらに現実と妄想の区別が付かなくなったらしい。しかし、前の私より確実に美しいものを美しいと思えるようになり、それに伴うしんどいものをスルーできる力が付いたので、これでよしとする。