私の知ってるシカゴのハロウィン

今週のお題「ハロウィン」

 

久しぶりにお題記事。(ハロウィン過ぎちゃったけど……。)

昨日、晩ご飯の時に渋谷ハロウィン大動乱のニュースを見てびっくりした祖母が聞いてきた。「ハロウィンってこんな暴れるもんなんか? あんたらが行っとったアメリカもそうか?」

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ーーーんなわけなかろう。酷い風評被害である。

郊外で生まれ育った祖母には、あの人数の多さといい素行の悪さといいとんでもねえ狂った祭りに見えたのだろう(この辺の喧嘩祭もけが人出すけど。)

 

 

そこで、我が心の故郷シカゴのハロウィンの思い出を今日は書いてみようと思う。

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ひとつだけ注意。これから書くことは

・シカゴ郊外に住んでいた

・1997〜2002年に幼稚園児または小学低学年だった

日本人学校に通っていた

者の体験なので、もしかしたら少し特殊かもしれないです。今は違うかもだ。

 

ハロウィンの朝。

私は母が用意してくれた衣装(魔女っ子)と交換するためのお菓子をリュックに詰め、スクールバスに乗る。中にはもう仮装している子もいる。

午前中は普通に授業。とは言っても、みんな午後からのハロウィンパーティーが楽しみで気もそぞろ。いつもは厳しい先生も、今日は大目に見てくれているようだ。

授業が終わると、トイレに長蛇の列ができる。思い思いの衣装に着替えて、友達や先生たちとハロウィンパーティーを楽しむのだ。

昼休みの時間は、私たちは教室から閉め出される。先生たちが、教室を迷路やお化け屋敷、ゲームができるような部屋に改造しているのである。ハロウィンパーティーが始まると、生徒たちは教室を周り、いつもとは違う教室で遊びまくる。

学校でのハロウィンパーティーは17時で終わり。でもまだハロウィンは終わっていない。晩ご飯を食べてから、近所の友達と集合する。この辺は安全なので、夜に子どもだけで出歩いても危険な目に遭ったことはない。集合住宅地の家を一軒一軒回り、「trick or treat!」近所の人たちはにこにこしながらお菓子をくれる。

「そろそろ全部回ったかな」

「じゃあ解散しよっか」

「ん、また明日」

今度こそハロウィンはおしまい🎃

家に帰り眠る。目が覚めるとーーー毎年雪が積もっている。

 

こんな感じです。寒冷地のシカゴですが、なぜか11月に入った途端大雪が降るんですよね。ハロウィンまではまるで天気の神様が待ってくれているみたいで子ども心にすごく不思議でした。今はどうなんだろう?