女子高女子大出身者が「女に嫌われる女」を考えてみた

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私は、女子高に進学したのちあまりの居心地の良さに女子大への進学を決め、15歳〜22歳という七年間を女子しかいない環境で過ごしました。さらに新卒で入ったのが従業員が9割女性という図書館。

この来歴を話すとよく言われるのが

「え〜! 女ばっかりって怖そう」

「ネチネチしてそう」

もしそんなんだったらこっちだって意地でも共立、もしくは男性の多そうな仕事に就いてるわけで。他にも選択肢があったのに、この環境を自ら選んでるのだ。

 

私は女子ばかりの人間関係で困ったことが一度もない。(逆に男子ウケは極めて悪い。)面接でも、面接官が女性だとなぜか8割くらい受かる。まあ女子高女子大育ちだしな、慣れちゃってるんだよな、と思っていたけど、職業訓練でその思い込みをぶっ壊す人と出会った。

「女子大育ちなのに女子から嫌われやすい女性」(男性からは構われやすい)だ。

なんでや????? どうやら、単なる慣れの問題ではないらしい。

その人は、とても人懐っこくとにかくガンガン話しかけていくタイプだ。積極的にグループを作り、自分がその中心になって引っ張って行く。お昼どこ行くー? とか、放課後残るー? とかそういうことの決定権を持つ典型的なリーダー格である。

私はその逆で、自分から話しかけることがなかなかできないし、グループを作るどころか所属しようともしない。誘われたら、気が向けば行くし気分じゃなければいかない。話しかけられたら普通に会話はできるが、どちらかというと受け身である。

 

彼女と私の性格的な違いを挙げていくと、女性から嫌われやすい女とは

「人間関係に多大な影響を及ぼす可能性のある女」

なのではないかと思える。人をまとめる力、グループを作りあげる力があるということは、その人がやってくるまでの人間関係を変えてしまう可能性が極めて高いということでもある。その変化を恐れる気持ちから、攻撃が向かうのではないか。

逆に私のように、グループとか興味がなくて、職場では特に誰の味方でもないし敵でもない、でも人嫌いなわけでもない、存在感の薄いタイプは脅威にならない。悪く言えば下の存在なので、かえって可愛がられるのではないだろうか。

 

というわけで、変に積極的になろうとせずに私はこのまま、特に人間関係の力学には興味を持たないまま、女性の多い環境を選び続けようと思いました。