どこまでも歩けるはずなんだ

読書と仕事と妄想と。ゆるゆるやっていきたいです

セクハラの語り方に違和感がある

 こんにちは。

 今日は、私が最近モヤモヤしていることについて書こうと思う。

 

 連日、セクハラや性犯罪の報道がされていますね。

 今までだってされていたのだけど、最近は財務省の次官や自給自足系アイドルメンバーが加害者として報道されたことによって、「こういう事件がありましたよ~」という伝え方だけでなく「どういうことがセクハラに該当するのか」「セクハラ被害の実態とは」みたいな、考察系報道が増えてきたなあと思う。

 

 私は、その考察系報道にモヤモヤしている。

 なぜ、加害者ではなく、被害者についてばかり語っているのだろうと。

 

 もちろん、どういった被害を受けており、被害を受けた際にはどうすればよいのかを知ることは大切だ。だが、それ以上に大切なのは、加害者を「生産」しない社会を作るにはどうしたらよいのか、を考えることではないのか。

 

 なぜ、人はセクハラをするのか。

 なぜ、許可を取ってもいないのに体に勝手に触るのか。

 なぜ、相互の同意に基づく性行為をしないのか。

 なぜ、こういった人々が存在を許されているのか。

 どうすれば、セクハラや性犯罪を減らすことができるのか。

 

 セクハラや性犯罪の被害に遭っても「相談できない」「泣き寝入りするしかない」環境を作り出しているのは、私たち自身だ。被害の実態を知り「かわいそうに」と憐れむことは誰にだってできる。それどころか、「大したことない」「どうせハニトラ」と二次加害を加える人すらいる。

 

 加害者たちに聞きたい。

 あなたの心は、頭は、どういう仕組みになってるの。

春の悪あがきと修羅の図書館

 ご無沙汰しております。

 

 新年どころかもう新生活の時期ではないですか。すごい、これはすごい。20代前半で一気に時の流れに加速がついている。「歳を取るごとに時間の流れが速くなる」という言葉はよく聞く。お兄さまお姉さま方はおそらくもっと早く感じておられるのだろう。ちなみにわが一族最年長の祖母は、年末の紅白歌合戦を観るたびに「ハァ~~~~ッ、つい最近正月やったような気がするのになあ。早いわあ」と嘆いている。むしろ今から正月だ。

 

 この春、私は一体何をしていたのかというと、退職と転職である。退職に手間取り、転職先も就業中に決めることができなくて、非常にモダモダウダウダバタバタと苦しくも「自分の人生は自分で決めるんじゃボケェェェェ」と、これまでの人生でなかったかもしれないくらいの気合の入った時期であった。先日、転職先が決まった。

 一応、今年の目標でもある「転職して年収アップ」はクリアできそうである。このような表現だとなんだか私が上昇志向のバリキャリウーマンであるかのような錯覚に陥るが、まったくそんなことはなく、ただ単に前職の収入が笑えるほど少なかっただけである。一週間のうち五日を労働(立ち仕事・重たい荷物をめっちゃ運ぶ・FGOヘラクレスの方がまだ滑らかにコミュニケーションが取れるぞというくらい言語能力に欠けたクレーマーの対応・さすまたによる不審者退治)に費やして手取り15万だ。

 OK,Google.これもう無理だわ。

 

 労働の内容でお分かりになったかと思うが、私の退職理由は収入の低さではなく仕事内容である。やっと退職した今となっては、月に50万くらいもらったってあんな仕事は二度とやりたくない。「図書館って物静かで落ち着きそう~~~」と安易に図書館司書という仕事を選んでしまった私のリサーチ不足は否めない。だが誰が予想できただろうか? 図書館にあれほど不審者やストーカーがやってくるなんて。相手は犯罪者だというのに出禁にできないだなんて。そしてこちらの武器がさすまたしかないだなんて。さすがに無理だろう。少なくとも私が就職したときに「図書館司書」と検索してもこんな物騒な図書館情報は出てこなかった。やはり情報漏洩が何より怖い業界であるので、みんな真面目に守っているというわけか。(だが腹が立つのでバラします。)

 

 もしも、図書館で働きたい人、図書館司書を目指している人がこの記事を目にしていたら、どうか慎重になってほしい。確かに本好きにとっては、常に本に囲まれていられるので幸せだ。本が好きだから、私も二年は我慢することができた。

 だが、図書館の最大にして最強の特徴「誰でも入れる」ということを忘れないでいてほしい。使う側にしてみれば平等に思えて好印象かもしれないが、使われる側から見ると前科がある人とか現在進行形で犯罪をしている人(ストーカーとか痴漢とか)も来ることができるってことなのだ。少なくとも、一日開館から閉館までカウンター近くで図書館員の様子を見、本当に暇で穏やかな図書館なのか確認する必要があるだろう。

気がつけば年が明けていた

もう一月も半ばを過ぎてしまいましたね。はや……時間の流れ早い……。

 

今さらですが、あけましておめでとうございます。今年も気が向けば好きなことを書き散らしていく所存であります。よろしくお願い申し上げます。

 

今年の予定は

・転職

・今の職場をネタにした小説書く

・旅行に行く

となっております。もっと増えるかも?

 

目標としましては、

・資格ゲッターになって自己肯定感あげる

・プログラミングとWEBデザインの勉強をする

・とうとうTOEIC再受験(つらみ)

・友達増やす

・もっと出かける

の五つになります。

 

ま、多分今年も本読んで「休みくれ〜〜!!!!」って叫んでモダモダするんだと思いますが。読書記事も増やしたいな。

 

 

号泣お仕事戦記『督促OL 修行日記』【感想】

絶対ムリな仕事その②(生活に密接に関わり失敗した時の重症度が高い)仕事に就いている人のエッセイを読んだ。

(絶対ムリな仕事については、前回記事をご覧ください。→

 http://onomachi009.hatenablog.com/entry/2017/09/25/151731)

 

 

榎本まみ『督促OL 修行日記』。

気弱な著者が、信販会社のコールセンター(クレジットカードの支払いが遅れてる人に「入金お願いします」と電話する部署)に配属され、ストレスで全身ボロボロになりながら、病んで仕事を続けられなくなった同僚や部下を見送りながら、ストレスとの戦い方を身につけていく。

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支払いが遅れてる電話と言ったって、自分が使った分の金も払えない(払わない)人が大人しく「アッごめんなさ〜い忘れてた! いれますぅ」なんてなるわけない。電話をするたびに「払うってんだろうがこの馬鹿!!」と怒鳴られ、それでもどうにか債権を回収するために宥めながらがんばるなんて……あの、これ確実に殺しにかかってませんかね。

 

私は去年、事務所でも怒号が飛び交い(上司から一方的に怒鳴られてるわけではなく、上から怒鳴られ下からも怒鳴りながら反撃という感じだった。戦争かよめっちゃうるせえ)、利用者からも理不尽に怒られまくるという環境にいて、ストレスで突発性の難聴になった。

だから、ちょっとだけ分かるところもあるのだけど……でも、世界一自分を不幸だと思った去年の自分が恥ずかしいと思うほどの過酷な環境だ。(ちなみに難聴は完治した。)

 

いつも怒鳴り声が聞こえる、年に一、二回ほど起こる刑事事件や職員を狙うストーカーとも戦う、この環境の中で私は、利用者を「敵」だと見なすようになってしまった。やってくる人間が全員憎かった。今では歪んでるなあと分かるのだが、当時は何かあった時のために、といつもカッターを二本持ち歩いていた。

 

一方、著者の榎本さんは、「なぜ怒鳴られると固まってしまうのか」「クレームに繋がりにくい方法が何かないのか」と、理不尽な中でも学ぶことを忘れない。榎本さんが見つけたクレーマーとの戦い方は、全ての感情労働に就く人全てに知ってほしい。

 

それとともに、思考停止せず、クレーマーを殺そうとするわけでもなく、「何とかして攻撃を躱す」方法を考え続けた榎本さんを尊敬する。

私自身は、悪質なクレーマーには罰が与えられるべきだと思うし、感情労働にはメンタルケア手当かなんかを付けてほしいけど、それはそれとして、「過酷な環境でも諦めず学び続ける」という姿勢は本当に見習いたい。

最強に痛快お仕事小説『Bの戦場』【感想】

世の中、星の数ほどの仕事はあれど、「ぜっっったいにできない」仕事が3種類ある。

①他人の命を預かる仕事…医療関係全般、警察官や消防士、学校や保育園、幼稚園の先生など。自分の判断ミスが他人の命を奪いかねない仕事

②他人の人生と強く関わる仕事…お金や住宅がこれに当たる。生きていくために必ず関わらなくてはならず、失敗した時の重症度が高い仕事

③華やかな仕事…なんかこう、キラキラした感じの仕事(突然曖昧になる)。イメージとしては、テレビ業界、ホテル業界、ファッション業界とか? 職種によってはできるかもしれない

 

自分にできないことができる人を賛美せずにいられないので、この三つのどれかに就いている人と知り合いになってしまうと「ひぇえええすごいっすね?! 神?!!」と語彙力がアレなことになってしまう。不審者で申し訳ない。私には「医者や弁護士と結婚して玉の輿〜👰」とかいう芸当はできそうにない。

 

さて、この中で③に当てはまる(②の要素もあるかな?)、ブライダルプランナーの小説を読んだ。その名も『Bの戦場』。うん? 君も戦っているのかい? 何だか突然親近感が湧いてきた(当方図書館勤務なのだが、日々不審者と戦っていますマジで)

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主人公・香澄は下積み1年プランナー歴6年のブライダルプランナー。丁寧・誠実・親切な仕事ぶりでお客様や社内からの信頼も厚く、新人指導も熱心にする、仕事のできる女である。

これだけなら、私みたいな仕事のできない人間は臆してしまうのだが、香澄にはもうひとつの側面がある。

それはーーー「絶世のブス」だということ。

物心ついた時からブスで、清潔感のある身だしなみ、メイクもちゃんとしてる、太っているわけでもない、努力しているのにブスなのだ。(但し整形はしていない)

「ブス」って、ものすごくハンデだ。競走に例えるならば、美人はスタート地点がちょっと前の方、普通の人は普通のスタート、ブスは後方どころか体が半分くらい地面に埋まってるような感じである。

それに加えて、世の中女性への見た目の評価が多すぎる。よう世間、お前らは何回私たちを批評すれば気が済むんだね? 

無傷のブスなんていない。

にこにこ笑っていても、本当はこれ以上傷つけられないように、笑顔を鎧って、痛みに耐えている。

 

小さい頃見た、結婚式でお姫様みたいに笑ってた従姉妹のお姉ちゃん。でも自分はブスで、きっとお姫様になれないから、最高の結婚式になる魔法をかける人になろうと思い、選んだブライダルプランナーという仕事。

わたしはブスだ。

でも今は、こう思える時がある。

わたしのブスが、誰かを勇気づけることがある。それって結構すごいことだとーーーそう、誇らしく思える瞬間が。

わたし自身は綺麗になれなくても……人に自信を持たせることが、わたしの自信になる。

ブライダルプランナーはプレッシャーが重く、帰宅も遅くなりがちで、体力的にも精神的にもキツイ仕事だ。それでも香澄が、ブスであることに滅多打ちにされながらも、最高の式を作り上げることができるのは、誇れる瞬間があるからなのだ、と胸が熱くなった。あとブスを仕事の強みにしてるとこすごく好き。

 

まだ読んだことのない人はぜひ読んでほしい。結婚するかもしれない方はもちろん、予定もないしそもそも相手がいないのに香澄さんにプランニングを頼みたくなること必至だ。

 

 

 

あ、仕事への姿勢に感動しすぎて忘れてたけど、恋愛要素もあります! コミカルでめちゃくちゃ面白い。超弩級のB専・久世課長(こっちは絶世の美男)に言い寄られ「うるせえ変態!」と逃げ回りつつ仕事に邁進する香澄。この恋(?)は進展するのか…? 次巻を早く読まねば!