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どこまでも歩けるはずなんだ

読書と仕事と妄想と。ゆるゆるやっていきたいです

あなたからの「可愛い」はいらない。

喪女 恋愛

 人から見た目をどうこう言われることが大嫌いである。私の顔は私のものだと思っているので、「どの面下げて人の顔にケチつけてんだ?? あ゛???」とやさぐれてしまう。

 

 

自分の顔に評価を下されたくないと思うのは、ほとんど話したこともないようなクラスメイト、ガチで名前すら知らないその辺の通りすがりの人から「デブ」だの「ブス」だの言われた時だけではない。知らない人に、「あの人可愛い」「きれいなお嬢さんやなあ」と言われた時も、何とも言えない嫌な気持ちになる。

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知らない人から「可愛い」「きれい」「美人」と言われたら、あなたは嬉しいですか?

 

 嬉しくない理由。それは、知らない人を私の顔に踏み込ませるのが嫌だからだ。たとえ褒め言葉が与えられたとしても。

 

 「顔」は露出している自分の内面だと思う。顔は自分が思っているよりもさまざまな情報を相手に伝えてしまう。元気なふりをしていても寝不足で血走った眼は隠せない。楽しんでいるふりをしても、どこか笑顔が不自然になってしまう。こんなことはよくあることだ。肌のつや、瞳、口元、表情、いろんなところから、私たちは相手の情報を読み取ってしまうし、読み取られてしまう。

 私は、人の内面に踏み込むのが苦手だ。図々しいと思われないかな、嫌な思いをさせないかな、と躊躇してばかりいる。それと同様に、人に自分の内面を見せるのも苦手だ。誰かに心を開くのが、めちゃくちゃ遅い。その上、開いているふりすらもできない。

 

「心を開くこと」に恐怖心を抱いているから、私の内面のひとつである「顔」を打ち解けていない人や知らない人に四の五の言われるのに我慢ならない。

 こちらが望んでいない人からの、「顔」の評価は、私にとって、自分の内面に汚い土足で踏み込まれたに等しい。とても悲しく、とても憤りを感じる。どうして触れるの、私はあなたと何のかかわりもないのに、と胸倉をつかんで髪をひっぱって引き摺り倒してやりたくなる。

 

 今まで、私に対して「顔」の評価を下したすべてのよく知らない人たちに告ぐ。

 あなたからの「可愛い」は、いらない。

 すべての見た目の評価のことばが、いらない。

 見た目で評価されることは仕方がない。それは諦めよう。が、それを口に出さないでほしい。私の内面に踏み込むな。

 

 あ、家族や友達や好きな人、それからSNSでつながってる人に「可愛い」「きれい」って言われるのは嬉しいですよ、もちろん。だって心はとうに開いているもの。そういう人たちからのことばなら、「ブス」「デブ」も甘んじて受け入れるわよ。回し蹴り食らわせるけどな!!!