京都・伏見宇治ひとり旅
最近の私は、「京都行きたい」が口ぐせになりつつあった。京都に行きたい。とにかく行きたい。
進路も一応決まったし、主治医から言われた一週間の絶対休養期間も終わったことだし、と京都行きたいフラストレーションを爆発させた。ちなみに、行く場所を決めたのは昨日の晩である。
入り口の方はかなり薄めのオレンジ色という感じだったが、奥へ進めば進むほど、色が濃くなった気がする。鮮やかな朱色と緑が美しかった。夏の夜とかに行ってみたい。怖そうだけど。
歴史の教科書で見たことがある!!
という興奮でいっぱいだった。鳳凰堂の中に入り、阿弥陀如来と雲中供養菩薩を見せてもらった。吸い込まれそうな瞳の阿弥陀如来と、何か楽しそうにしている雲中供養菩薩たち。国風文化に触れることができて大満足だ。
角度、時刻によって、川はいろんな顔を見せる。美しい一瞬を探して、いつまでもパシャパシャと写真を撮っていられる。
ちょっとしたひとり旅は、自信を回復させてくれるような気がする。メンタルを病んでいる者にとって、旅行って少しだけハードルが高いと思うんだ。でも、ちゃんと計画して、アクシデントにも対応して、家に無事帰る、というプロセスが「私もまあまあ回復してきてるやん」と思わせてくれる。
というわけで、私のようなひきこもり気味のメンタル病みの方には、プチ旅行は本当におすすめです。みんな京都行こうぜ。