周りの人間じゃなく、前の自分と比べよう

今日は精神科に行ってきた。前は1ヶ月に1回くらいのペースだったけど、仕事を始めてからは2週間に1回通っている。


土日は死にたくなるほど忙しく、連休がなく、失敗ばかりしており、電話が怖くて出られない。そのようなことを、先生にポツポツとしゃべった。

特に「電話に出られない」が一番つらいことだ。みんなできていることだし、先輩や上司からも電話出ろって言われるし。でも、電話の音が鳴り響くと、体が固まってしまう。出なきゃ、出なきゃ。そう思っているうちに、他の誰かが出ている。


話しているうちに、何だか泣けてきた。先生はそんな私を見て、静かに言った。

「でも、電話をかけることはできるんでしょう。それなら、半分はできているってことになる。それに、あなたが出なくっても他の誰かが出るんだから、そんなに迷惑はかけていないはずですよ」

そうか。なるほど。

思えば私は、周りと自分を比較して落ち込んでいた。冷静な判断ができない。要領よく話すことができない。必要な情報をすぐに聴きだすことができない。電話に出られない。

でも、周りが私より優秀なのは、考えてみれば当たり前なのだ。新人仲間はみんな転職してきた人ばかりで、私より遥かに多くのスキルを既に持っている。スタートラインがそもそも違うのだった。

初めて電話をかけたときは、ロボットよりも機械みたいな話し方だった。お客さんに話しかけられたくなくて、人の気配を察したらすぐ逃げていた。本の場所も全然分からなかった。

進歩したところも、少しだけれどあるのに、そこに目を向けるのを忘れていた。


先生は最後に言った。
「多分ね、いまは試練の時が来ているんだと思う。時期的にも、疲れがどっと出てくるころだし。一度様子を見て、薬を増やすかどうかを考えましょう」

試練の時、か。
乗り越えられるかどうかは、分からない。もしかしたら逃げるかもしれない。でも、進歩することだけは忘れないようにしよう。それを見つけて自分を褒めるってことも、ね。


ところで今日の記事、タイトルセンスがびっくりするほどないですね。やはりメンタルがヘラっているからか。うむむ。