二週間で退職、反省文

 5月7日から新しい仕事を始めたのだが、22日に退職した。

 

 いくらメンタル弱い・根性がない・向上心もないカス人材であるこの私でも、ここまでの早期退職をキメるとは思っていなかった。再び転職活動開始である。

 今回は、あまりにも早い、もはやバックレといってもよいくらいの早期退職をしてしまった反省と今後の目標について書く。

 

 私が転職したのは、電子カルテのサポートデスクである。病院に配属されて、「電子カルテがフリーズした」「この操作がわからん」「プリンターがおかしい」とかに対応するやつね。

 最初にムリだな、と思ったのは「事前に提示されていた勤務条件と現場入りしてからの勤務条件がちがう」ということであった。「土日祝休み、日勤のみ」という条件だったのが、三日目、現場のリーダーに言われたのが「試用期間は土日祝休み日勤ですけど、本採用になってからはシフト制で夜勤も入ってもらいますよ」。

 ハァ?????

 実はこの時点で試用期間でやめよう、と思っていたのだが、一応本社に「どういうことやねんゴルァ」と連絡。もめる本社と現場リーダー。いまだになぜそんなことが起きたのか分からない。

 そして本気でつらかったこと。病院側に、私たちサポートデスクを管理する上司がいたのだが、こいつのパワハラがきつかった。私は研修中の身で、できることが何もないので対象にすらなっていなかったが、後ろから現場リーダーや勤務の長い人が一時間くらい怒鳴られたり嫌味を言われたり机をバシバシたたく音が聞こえるのがつらかった。しかもコイツ、一日に五回もサポートデスクの部屋に来るのである。お前、他に仕事ないんかい。

 朝は吐きそうになり、勤務中は心が無になり、帰りはずっと号泣していた。

 慣れてしまえば、勤務条件の曖昧さも病院側の上司もそんなにつらく感じなくなるのかもしれない。……が、私が望んでいるのはそんな生活ではない。あと、重病患者を見るのが地味にきつい。

 

 かくして私は二週間で退職を決意した。

 

 今回の転職の反省点は、とにかく「確認不足」「自分ができることの考察が足りなかった」この二点である。

 

 入社書類が送られてきたとき、配属される病院名と日勤の時間帯しか書かれていなかったので、妙だな、とは思っていた。私が配属される病院は総合病院で、救急もあった。なのに土日祝休みってどういうことだ? と思い問い合わせたら、「女性なので夜勤はありませんが本採用後はシフト制(代休は取れる)になります」とのことだった。今思えば、この時点で怪しかったのだ。

 とにかく正社員になりたくて、その辺の判断能力を失っていた。

 また、自分が本当にできることは何か、という考察が足りていなかった。前職では電話対応もかなりしていたので、今回も慣れればできるだろうと思っていたが、パソコンの知識も医療の知識もなかった。また、現場の医師や看護師はほとんど常に急いでいるので、早口すぎて何を言っているのかマジで分からない。そして私は、元々痛みを抱えている人、要するに患者さんを見るのが苦手だった。医療関係の仕事には就かない、と決めていたのに、何の根拠もない楽天的な思考で、内定を受け入れてしまった。

 

 今後の目標は、人の命・金・住宅・なんか華やかそうな仕事には就かないと固く誓うこと、正社員というこだわりを捨て自分にできそうな仕事を探し続けること、そしてメンタルを鍛えることだ。

 ぐだぐだな人間ですが、これからもよろしくお願いします。